ビュッフェと時間
人が「時間がない。」と嘆くのは、人がビュッフェの後で「食べ過ぎた。」と苦しむのに似ている。
時間は有限なのに、たくさんいろいろしようとする。
胃は有限なのに、たくさんいろいろ食べようとする。
どっちも、自分の容量が分かっていないのだ。
どうすればいいのだろうか?
ビュッフェで「食べ過ぎた。」と苦しまないようにするには、
「ビュッフェに行かない。」
「毎日食べる量を把握し、ビュッフェでも同じ量を食べる。」
などが考えられるが、難しい。
「時間がない。」と嘆かないようにするには、
「何もしない。」
「毎日やる量を把握し、いつでも同じ量をやる。」
などが考えられるが、難しい。
また、仮にその対応が上手くいったとして、
ビュッフェで「食べ過ぎた。」と苦しまずにすんだとしても、「なぜ私はたくさん食べられないのか。」と思うだろうし、
「時間がない。」と嘆かずにすんだとしても、「なぜ私はたくさんできないのか。」と思うだろう。
知足、足りるを知ることは難しい。