妻が『シン・ゴジラ』を観に行った
今、寝室なのだけれど、次女が泣いている。
なぜ泣いているのかというと、妻がいないからだ。
妻はどこに行ったのかというと、『シン・ゴジラ』を観に行った。
私は少し前に仕事を休んで観に行ったのだけれど、妻に「自分だけ!」みたいなことを言われて忍びなかった。
『シン・ゴジラ』が面白かったのでパンフレットやムックを読んだり、過去のゴジラを観たり、庵野秀明が関わった『ふしぎの海のナディア』や『トップをねらえ!』を観たりすると妻に「そんなに面白かったのね!」と皮肉っぽく言われるのだった。
私は「観に行ったらいいじゃん。」と言うのだが、妻は「でも次女が。」と言う。
「まあ、そんな行きたくないならいいけど。」
「行きたいんだけど、次女のことを考えると、胃がキューッとなるわけ。」
「まあ、無理に行かなくても。」
「次女もそろそろ保育園入る時期だし、離れる練習も必要だし、もし行かなかったとしたら、『行きたかったなー。』と思うだろうし。」
頭では行きたいのだけれど、肉体が拒絶するということか。
木曜日になって、再度「映画行きたい?行きたかったら行ったら?」と言ったのは、私が土曜日にライフハックセミナーに参加する予定で、それで半日は家を空けるからであった。
次女が泣くのであやしていたのだけれど、泣き止まないので、あきらめてこれを書いている。