ドクロを恐れない方法
サムズカフェに行った。店内がハロウィンのデコレーションでいっぱいだそうなので。
サムズ|SAM'S|ニュース&トピックス|ハロウィンスペシャル★サムズカフェが大変身!?2016年10月1日〜31日
長女のために『おこさまスペシャル』を頼むと、ドクロ型のコップが出てきた。
長女は「こわいー!」と言って、席から退いてしまった。
たまたま通りかかった女性従業員が、「どうしました?」と声をかけて来た。
「長女が怖がっちゃって。」
「コップ替えましょうか?」
「いやー、大丈夫です。」
長女はまだドクロと距離を置いていたが、もったいない。
おこさまスペシャル950円(税別)に、このドクロの使用料も入っているに違いないのだ。
すると従業員が長女に声をかけた。
「お姉さんが良い方法教えてあげる。」
(お姉さん・・・?)
私の心の中に疑問が浮かんだが、従業員の顔を見ないようにした。
従業員は、ドクロの顔を、長女とは逆に向けた。
「これで大丈夫でしょ?」
大丈夫なのか?
長女も大丈夫なのか大丈夫じゃないのか、知らない人にここまで言われて、もう「こわい。」と言えなくなったようで、ドクロに入ったジュースを飲み始めた。
先ほど、ドクロ型のコップを使わないのがもったいないと書いたが、長女はサラダとスープ、妻のパンを食べて満足したのか、おこさまスペシャルはほとんど残してしまった。頼んだこと自体がもったいなかった。