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赤カビを認知する

妻と一緒に住み始めでも間もない頃、風呂掃除をしていたら、妻が言った。
「ここもちゃんと掃除して?」
私はキレイだと思っていたが、赤カビが生えているという。
そう言われれば、赤い気もする。
これはカビなのか。"誤差"だと思っていた。
白いTシャツだって、洗濯しても真っ白にならない。驚きの白さになるという洗剤を使っても、驚きの白さにならない。そんなものだと思っていた。
そのときである、私は赤カビを認知するようになったのは。

 

また、妻は食べ物にうるさい。
「美味しい。」「マズい。」とよく言う。
例えば米。お中元にもらった安い米を食べて、「この米すごいマズい。」と言う。
私は何とも思っていなかった。
「マズくない?」と聞かれたら、マズいような気もする。
これも"誤差"だと思っていた。米なんて、美味いときもあれば、マズいときもあるのではないか。

 

それから、私は赤カビにカビキラーをするようになり、米の味に敏感になった。
一度認知してしまったものは、元に戻すことはできない。
これは良いことか悪いことか。
汚い風呂場が増え、マズい米が増えた気がする。
赤カビは認知する以前からあり、安い米も認知する前からあったのだけれど。