特定保健指導
特定保健指導というものをご存知だろうか?
特定の保健を指導するのである。
健康診断とか人間ドックとかを受けて、
腹囲が大きくて、血液検査の結果が悪いと、保健師に呼び出しを食らうのである。
メタボ健診というやつですね。
実は私、5〜6年前に、この特定健診、特定保健指導に関係する仕事をしていたことがありまして、特定保健指導のことは知っていたのですね。
しかしそのときは他人事でした。
仕事してたのに他人事というのもおかしいですけど。
まあ、その対象になるとは思っていなかったのです。
そのときは、極端な健康法にハマっており、豆類とかしか食わなかったですからね。
生の玄米を粉にして食べていたりした。
そして体重は50キロ台だった。(今は70キロ。)
職場では「末期ガンか?」とウワサされていました。
それが今や特定保健指導の対象者ですよ。
つまり、お前は糖尿病とか脳血管疾患とか心臓疾患の予備軍だと。
病気で苦しんでもいいのか?と。
お前が苦しみたいならそれでもいい、しかしな、医療費は誰が持つんだ?と。
医療保険使うんだろ?と。
は言いませんけどね。
保健師がわざわざ私を呼んで、説教するのは、だからです。医療費。
説教はしませんけど。
要は「やせろ。」と言うわけですよ。
命令ではないですけど。
遠回しに命令する。
「今の生活からどこを変えられますか?」と。
変えた方がいいリストとかあるんですけど。
そこから選ぶわけです。
で、私は「ゆっくり食べる。」を選びますね。
すると、保健師さんは「今はどれぐらいの時間で食べますか?」と聞きます。
「3〜5分ですかね。」と答えます。
「じゃあ、ゆっくり食べるとしたら、何分ぐらいにできますか?」と聞きます。
私は少し考えて「10分?」と答えたんですが、
保健師さんは「15分、頑張ってみましょうか。」と言いました。
私はとてもびっくりしまして、「15分というのは、普通の人は、15分かけてるんですか?」と聞きました。
保健師さんは「普通は、30分ぐらいですかねえ。」と言います。
いやいやいやいや、30分はないだろー。
女子か!
(女子も含むだろうけど。)
30分はかけないだろう、かけられないだろう、食事に。
どんだけ貴族なんだよ。満漢全席か。
フルコースなら分かるけどさ。
たかだか毎日の食事に30分はかけられないだろう。
昔の元カノは相当食べるの遅かったけどさ。
あれはマネできんわー。
ちなみに私の妻も早食いです。オレに負けない。
30分は絶対ムリとしても、15分もきっついなー。
風呂もさ、風呂っつっても、体洗う時間ね。あれちょう時間かかる人いるじゃん。
男でさ。
どこ洗ってんだよ!と思うよね。
女子は髪が長かったら時間かかるの分かるけど、ずーっと、こう、銭湯とかでさ、洗い場で洗ってる人。
不思議だわー。
まあ、ゆっくり食べる、は言ったものの、ムリそう。
あとは間食を減らすとか。
あと、これは選択肢ではなくて、半強制的になんですけど、毎日、朝晩、体重記録と、血圧記録をつけてください、と。
簡単に言いますけどね、これはね、難しいよ。
挫折率とか聞いてみたい。保健師さんに。
いきなり、「記録をつけてください。」
タスク管理を甘く見過ぎですね。
これができる人は、元々記録をつける習慣がある人です。
私は今のところ毎朝体重記録をつけているので、まあ、晩の体重記録は大丈夫そうなんですけど、あと血圧記録?
タスクが1つ増えることの重みが分かっているのか?
と、保健師さんに言いたいのだけど、
まあ、あれだよね。
悪いのは私。
保健指導に引っかかるような血液になってしまったのだ。
これがさらに悪化して、治療が必要になってしまったら、さらにめんどうなタスクが増えるのであろう。
だからこう、もう、タスクが増えるのを耐えなければならない。
食事とかも、気をつけなければならない。
もう、仕事終わりのお菓子を止めなければならない。
妻も「やせなきゃ。」とか言って、コンビニのキャベツの千切りをモリモリ食べている。