ゆーきーブログ(仮)

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2冊のジャンプ

子どもの頃、親せきの家に行ったとき、そこには兄弟がいたのだが、兄と弟両方に、週刊少年ジャンプが買い与えられていた。
同じジャンプが2冊。
どんだけ甘やかされているのか。
理由は「ケンカしないように。」であったが。
それは私が子どもの頃の話である。

さて、昨日、長女(5)と2人でライカム (イオンモール沖縄ライカム )に行った。
次女(2)は熱を出していたため、2人で行ったのであった。
特に用事はなかったのだけど、家にいるよりは、ということで。
長女が「シールほしい。」と言った。
そういえば昨日、次女とシールブックを取り合ってケンカをしていた。
次女が熱を出して家にこもっていたので、妻がシールブックを次女に買い与えたのであった。
長女が「次女だけずるいー。」と泣いていた。
ということで、本屋さんにシールブックを探しに行ったのだが、入ってすぐに、他の雑誌に目が行った長女。
『おともだち』。3,4,5歳向けの雑誌である。
付録がプリキュアの着替え、コスプレセットらしい。
長女は、シールブックよりも「これがいい。」と言った。
まあ、いいか、と思い、買おうとしたが、さて、次女の分はどうしよう。
1冊だと絶対ケンカになる。
ただの絵本ならいいが、目玉は付録だ。
1つしかない付録で、またケンカになるに違いない。
この前、長女と2人でイベントに行ったとき、お面を買ってあげたら、家に戻って次女とこのお面でケンカになった。
妻に「こうなることは目に見えてるでしょ。」と苦言を呈された。
それから妻と次女は、お面を買いにイベントに行ったのである。
さて、『おともだち』を2冊買うべきか。

1冊680円。
ジャンプを2冊買い与えられていた兄弟。
他の雑誌を買うべきか。
ケンカをする可能性は高い。
ガチャガチャも、2つ買っても、「そっちがいい。」と言ってケンカになるのである。
ケンカを撲滅することはできないけれど、わざわざケンカになることを親からすることもしたくない。
逡巡の末、『おともだち』を2冊買った。
家に帰って雑誌を広げたが、次女は思いのほか興味を示さなかった。
体調が悪いせいだろうか。
1冊で良かったか?
しかしそれは部の悪い賭けだった。
そして次の日、洗濯物をたたんで引き出しにしまっていると、引き出しからシールブックが出てきた。
おととい、姉妹でケンカしていたシールブックである。
長女が隠したのだろう。
姑息なやつだ。