こどもの日
5月4日、母から電話がかかってきて、私の妻と子どもたちはいつ帰ってくるのか、と聞かれた。
私は「土曜か日曜じゃないかな。」と答えた。
母「えっ、分からないの?」
分からない。
聞けばいいことである。
母は孫たちと夕ごはんでも食べたいのかと思った。
妻にいつ帰ってくるのかとLINEで聞くと、5日の土曜だという。
母にそれを伝えると、じゃあ今日夕ごはん食べに来て、とLINEが来た。
?
オレ一人?
その日の夕方、実家に行くと、ホットプレートがセッティングされていた。
父が、「お母さんがゆーきーに、焼肉食べさせてたいって。こどもの日だから。」と言った。
こどもの日・・・?
ああ、5月5日?
こども・・・?
まあ、母にとっては私はこどもだが。
焼肉用の肉が何パックも出てきた。
それから、でかいステーキ肉が一枚出てきた。
「これはゆーきーのね。」
オレが好きなものを用意したのだろう。
ありがたい。
しかし、いつまでたっても父や母の子といっても、私も40歳である。
こんなに食べられない。
母にとっては、ずっと焼肉をモリモリ食べるこどもなのだろう。
しかし、両親も私も確実に老いているのである。
胃がもたれる。
しかしがんばってたくさん食べた。
これは明日まで響くパターン。
父も母も、いつまで元気でいてくれるだろうか。