映画『勝手にふるえてろ』より推したい漫画
『勝手にふるえてろ』に批判的なエントリーを書きました。
しかし、批判するだけでよいのだろうか？
「オレならこういったストーリーならよい。」
みたいな代替案を出すべきか？
批判だけするな、代替案を出せ。
ただ、私個人は、どういったものにグッとくるのか考える必要があるのではないか？
しかしすぐに、私が書かなくてもいいことに気づいた。
あったのです。
『勝手にふるえてろ』より面白い漫画が。
私にとって。
一応、小説の『勝手にふるえてろ』は読んでません。
映画だけね。
そして比較が漫画かよ。
しかしそれはすみません。
その漫画とは。
『僕の小規模な生活』です。
福満しげゆき先生のエッセイ風漫画。
『勝手にふるえてろ』とどこが似てるか。
『僕の小規模な生活』5〜6巻に、中学時代に好きだった女の子とのエピソードがあります。
あと主人公が自意識をこじらせている。
似てないところは、『勝手に』は何かオサレ感出してるけど、『僕の小規模な』はジメジメしている。
しかしさ、これよ、これなんよ！
自意識こじらせた人間が恋をするというのは！
読めよ綿矢りさ！
映画の監督！
福満しげゆきを！
この生々しさ！
ちょっと引く感じ！
「うわっ。」とかなる感じ！
共感できるとかできないとかじゃなくて、感情が、よくも悪くも揺さぶられる感じ。
でも自意識こじらせる人間、地味な人間、ってそういうものでしょう？
そりゃあさ、『僕の小規模な生活』を映画化しても『勝手にふるえてろ』には勝てないかもしれない。
でもさ、地味な人間、自意識こじらせてる人間、ずっと恋人いなかった人間てのはさ、『勝手にふるえてろ』の主人公みたいなやつだとは思えないのよ。
ホントにこっち側の人間かよ。
唐突に告られてデートして「うーん。」て。
そういう出来事はある可能性もなきにしもあらずかけどさ、いやホントにただの普通のOLだよお前は。
映画の主人公になれるレベルではない。
もし『勝手にふるえてろ』好きな方がいたら申し訳ない。
無理やり見せた妻が悪いです。
あと『僕の小規模な生活』の続き出て欲しい。(妻に恋する〜』は読みづらい。)
