長女(5)を泣かせる
今日起きて、思い浮かんだのが、昨日の夜、長女(5)を泣かせたことへの罪悪感だった。
昨夜、ジョギングを終えてシャワーを浴びても、子どもたちはユーチューブを見ていた。午後9時21分。
私は体に薬を塗りながら、「早く寝なさい!」と言った。
普段は妻が子どもたちの寝かしつけをするのだが、体調が悪いらしく、すでに寝ている。(いや、布団でスマホをいじっていたか?しかし体調が悪いのは確かなようだ。)
しかし子どもたちは寝ずに部屋を走り回ったり、ケンカをしたりしている。
長女は幼稚園で覚えたと思われる、ケンカの挑発文句を早口で次女(2)に向かってまくしたてるのだが、次女は言い返せないにせよ、言葉でひるむことはない。だって、両親がしかったって聞かないのだから。次女は強メンタルである。だから、次女が言葉をもうちょっと操れるようになったら、長女は負けるだろう。
そんなことをのんびり考えていたわけではなく、イライラしていた。うるせえ。「うるさい!」と言いたかったが、あまり感情を押さえつけるのもよくないし、どうせ私だって、我慢できなくなったら「うるさい!」と言ってしまうのだから、我慢できる間は我慢しようと思った。
我慢はするが、内心はイライラしている。
子どもたちはまだ歯を磨いていない。
いつもは妻が磨くのだが。
めんどくせえ。一日ぐらい磨かなくても大丈夫では?と思いつつ、しかし毎日の習慣をあえてスルーすることに対する抵抗はある。
長女が「はみがきまだしてない。」と言うので、ここで「今日はやらない。」と言うと私が例外を与えるような人間だと思われる、それは嫌なのでしぶしぶ歯を磨く。
疲れとイライラがピークである。
健康づくりのためにジョギングをしているのに、ジョギングで時間と体力を奪われ、精神的健康が損なわれるという矛盾。
それから私は血圧を計り、リビングを片付ける。
そのときに、長女が明日の幼稚園のバッグを準備していないことに気付いた。
長女に「幼稚園のバッグ準備してないよ。」と言う。
私も冷たい言い方だったと思う。だってイライラしてるんだもの。
「幼稚園で困っても知らないよ。」
それから寝室でゴロゴロしていた長女はしぶしぶバッグのところへ行くが、「パーパ、バッグから出して!」と言う。
すでにバッグに入っている荷物をいったん出してくれ、と言っているのだろう。
私は「自分でやりなさい。」と言い捨てる。
それから長女の泣き声が聞こえた。
これからどうなるのだろう。
泣きながら寝てしまうか。(その可能性はある。)
準備せずに寝てしまうのか。まあ、それなら仕方ない。私がやるか。
私はリビングを片付け、明日出すゴミをまとめ、戸締りをする。
長女が「マーマー!」と妻に助けを求める。
妻が起きてきて、長女と一緒にバッグを準備したようだ。
朝起きて、疲れが取れてから、これらのことを思い出し、
罪悪感を覚える。
一緒に手伝ってあげればよかったと思うのだけれど、
それは今だから思えるのであって、
昨日は思えなかった。
家事や体力づくりの時間を減らせばいいのか?
家事も、快適な生活のためにやっているが、
精神、肉体的的不快を覚えることもある。
投資といえば、投資なのだろうが。
コストとリターン。
難しい。
子どもたちには嫌われているだろうな、とは思う。
それは本意ではないのだけど、難しい。