次女にガンつけられる
子どもたちがテレビにくっついて見ていたので、「何してるの!」と注意したら長女(5)は離れたのだが、次女(3)がガンつけてきた。
ガンつけてきたというか、
「私は何も悪いことしていませんよ?
何か文句あるんですか?
やるってんなら徹底的にやりますよ?」
みたいな眼差し。
怒りを露わにするというのではなく、あくまで冷静だが、一歩も引かない、という意地が現れている。
相撲での立会いや、格闘技でゴングが鳴る前のときのような。(相撲にも格闘技もほとんど見たことがないのでイメージです。)
野生動物も、視線のやり取りでマウンティングするのではなかったか?
クマも、目をそらしたら襲われるって言うじゃない?
(3歳児からクマを連想する時点でどうかしてるが。)
私は、父親として負ける訳にはいかない、と思った。
次女と見つめ合う。
次女はなかなか目をそらさない。
時折私は吹き出しそうになる。
何をしているんだ私は。
しかし、3歳児に負けられない。
ここで目をそらしたら、一生次女に舐められる。
もう少し私の気が短かったら、「何見てんだよ!」と怒るところだが、それも負けな気がする。
あくまで今は、どっちが先に目をそらすか、という勝負。
1〜2分はたっただろうか、次女はとても粘り強い。
ようやく次女が目をそらしたので、私は黙って立ち去ったが、次女が小学校高学年になったら勝てる気がしない。