ゴーヤーをゴーヤと書くのが許せない
普段小説を読まないのだが、機会があれば読みたいと思っている。
直木賞と山田風太郎賞の2冠を受賞した『宝島』という小説が、沖縄を舞台にしているというので買ってみた。賞を獲るぐらいだから面白いに違いない。
読み始めて1ページ。
『美(ちゅ)らになびく黒い髪。』
・・・?
ちゅらになびく・・・?
ちゅらさん・・・?
「魚(イユ)のように」「ウチナー面(ヂラ)が」「親友(イイドゥシ)のグスク」「弟(ウットゥ)のレイ」「口笛(フィーフィー)のような」
やけにフリガナのところに方言を記載している。必要か?
沖縄訛りのセリフも違和感がある。
何でかなあ、方言使わなくてもいいと思うんだけど。その意見を妻に言う。妻は沖縄県外の出身だ。
「『リング』で、方言言うとこあるじゃん。」「あー、『ウヌハダーゼンヨゴラヲアゲル。』だったかな。(うろ覚え。)」「あれめっちゃ怖いじゃん!あんな感じ!」
どんな感じだよ。
沖縄県民以外は異国情緒を感じられるということなのかなあ。
でも、沖縄県民として、この違和感を感じながら完読できるのだろうか・・・不安だ。
20ページ。
「左手でゴーヤと島豆腐を炒めながら」
うおーーー!!!
やめろ!!!
ゴーヤーをゴーヤと書くのはやめろ!!!
違和感のある方言を使うのは許す!!!
しかし!!!
ゴーヤーをゴーヤと書くのは許さん!!!
ネットで調べたら八重山は「ゴーヤ」らしい。しかし、この小説の舞台は本島だ。たったら「ゴーヤー」だ!!!
ゴーーーヤーーー!!!
ゴーーーーーヤーーーーー!!!
何でゴーヤーって書くんだよ!!!