長女(6)がマンガを読みたいと言う
長女が、「マンガ読みたい。」と言ったらしい。
だからリビングに『僕だけがいない街』2巻が放り出されていたのか。
ウチには子供向けのマンガがない。
私はあまりマンガを読まないが、読むとしたらほぼkindleだ。
本棚には妻のマンガが、少しある。妻曰く、「厳選したものだけ残した。」
『僕だけがいない街』は、夫婦で面白く読んだマンガである。
『僕だけがいない街』で、主人公の母親が殺されるのだが、タイムリープして、母親が生きている時間に戻るところがある。長女は、母親が死んだのに、すぐ母親が生きていることが理解できないようで、妻に何度も説明を求めたらしい。
『僕だけがいない街』、読むなとは言わないが、長女には意味が分からないだろうと思って、私は長女用にマンガを買ってあげることにした。
とりあえず、3冊買った。1冊目は、『名探偵コナン』1巻。『僕だけがいない街』を手に取ったということは、長女はサスペンスが好きなのかもしれない。
2冊目は、『ドラえもん』2巻。2巻なのは、1巻が売っていなかったからである。『ドラえもん』は国民的マンガだし、また、日本人がタイムリープを理解しているのは『ドラえもん』のお陰である、という話をネットで読んだことがある。
3冊目は、『ちびまる子ちゃん』1巻。私達家族は見ていないが、『ちびまる子ちゃん』は国民的アニメである。
3冊を買い与えたのだが、食いついたのは『コナン』であった。
しばらくすると、妻が、長女にマンガの読み方を教えていた。コマを読む順番である。
「えっ、そんなの教えるの?」と言ったら、妻も子供の頃、母親に教わったとのこと。私は、初めてマンガを読んだ日のことは覚えていない。
それでも長女はコマを読む順番が理解できないらしく、何度も妻に教えを乞うていた。
確かに、四コママンガならコマを読む順番はシンプルだが、『コナン』でも、コマ割りが複雑で、初めて読む人には順番が分からないかも知れない。
私が小学生の頃は、親にマンガを買ってもらった記憶がなく、お小遣いでマンガを買ったときは、「そんなの買って。」と父親にディスられた記憶がある。
私は、ユーチューバーを見る子供達を見て、「そんなの見て。」という気持ちになるし、ユーチューバーを見るぐらいならマンガを読んでくれた方がまだマシという気持ちである。