ゆーきーブログ(仮)

ゆーきーのブログ(仮)

田舎の家

九州でも東北でもいいのだが、東京の子が、田舎のおじいちゃんおばあちゃんの家に行く、みたいな設定がある。夏のケンタッキーのCMもそんな感じではなかったか?ゲーム『ぼくのなつやすみ』でもいい。やったことないけど。その、『田舎の家』にあたる家が私にもある。

 

「沖縄に住んでる分際で何言ってんだ。」と、自分でも思うが、あるのだ。いわるゆヤンバル(沖縄の北部を指す)に、おじいちゃんおばあちゃんは他界していたが、家は残っていて、仏壇(先祖の位牌)があった。

 

幼い頃から毎年、シーミー(清明祭)と旧盆にはその家に行った。

 

ぼくのなつやすみ』そのものだった。自然。田舎の子供達(何様だ。)との触れ合い。イベント。楽しい思い出だ。

 

私も41歳になり、父も70歳になった。するとちょくちょく、その家の話になる。思い出話ではない。相続の話だ。相続して管理するのか、処分するのか、親戚との管理関係・・・いやいや、めんどくさいよ。仕事と家族のことでいっぱいいっぱいだって。

 

しかし、時間は過ぎていく。父はどんどん衰え、私に責任が移るのだろう。あの楽しかった、ノスタルジックな田舎の家は、41時の私には、とてもめんどくさいものに映るようになってしまった。