ゆーきーブログ(仮)

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芥川賞いちぶ読む

芥川賞ぜんぶ読む』という本を読んで、芥川賞作品を読んでみた。今まで読んだことはなかった。沖縄県出身の作家、目取真俊の『水滴』は、受賞当時に読んだような気もするが、忘れた。

 

芥川賞ぜんぶ読む』は、妻が、「菊池良が、こんな本出してるよ!」と言って教えてくれたのだ。

「きくちりょう・・・?」

「ほら、イケハヤの服燃やした。」

妻は、ライターの菊池良氏推しのようだ。

 

芥川賞ぜんぶ読む』を、中身を見ずにAmazonで買った。『芥川賞ぜんぶ読む』は、芥川賞受賞全作品のレビューだった。1/3ぐらいで飽きてしまい、作品そのものを読んでみようと思った。

 

最近のだけでも読んでみるか、と思って受賞作一覧を調べたのだが、ピース又吉と悪魔メイクでカラオケをしていた羽田圭介が2015年、4年前、「もらっといてやる」発言の田中慎弥が2011年、8年前である。最近だと思っていたのに!41歳の最近は長い。

 

ニムロッド

1R1分34秒

送り火

百年泥

おらおらでひとりいぐも

 

今のところ、『おらおらでひとりいぐも』の途中である。Kindleの読み上げ機能を使って通勤中に聴いているので読書(聴書?)は捗るのだが、お金がかかってしょうがない。1往復2時間程度で聴き終えてしまう。1冊1,200円ぐらい。高い。ちょっと前の芥川賞受賞作なんて、古本なら安くなってるだろうし、図書館ならタダなのだろうが、そうなると「いつ読むの?」という問題にぶつかる。

 

芥川賞受賞作、結果好きかもしれない。面白いかと聞かれたら「うーん・・・?」となるのだが、王道のストーリー展開にならないところが良い。いろいろ許されている。例えば、ピカソとかゴッホとか、素人が見れば下手な絵を、玄人または玄人ぶった人が「素晴らしい!」と言うような。

 

上記5作品の中では、『百年泥』が面白かった。