オオカミ次女、次女
4歳の次女が熱を出してから4日目になる。今日は39.0℃。起き上がる気力はないが、口は達者だ。
「ママ、どうして次女が『だっこして。』っていったとき、だっこしてくれなかったの?」
これは4日前の土曜日、まだ私と妻が、次女の体調の異変に気づいていなかったときのこと、妻と子供達で歩いて美容室に行ったのだが、次女が妻に抱っこをせがんだらしい。
すぐ抱っこを要求するのはいつものことなので、妻は「歩いて。」と言ったとのこと。思い返せばそのときすでに体調不良が始まっていたかもしれないが、妻は知る由もない。
4日前のことを振り返す次女。めんどくさい。
それに応えて妻は「次女ちゃん、オオカミ少年って知ってる?オオカミ少年はね、オオカミが来てないのに『オオカミが来たぞー!』っていつもウソついてたから、本当にオオカミが来たとき、みんなに助けてもらえなかったの。
次女ちゃんも、いつも『抱っこして。』って言うでしょう?ママ、ウソだと思っちゃったの。」
高熱の娘に皮肉たっぷりの妻。