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徒然日記(仮)

徒然なるままに(仮)

娘の号泣

妻が入院中で、朝と夜は娘(2歳)と2人きりなのだけど、今朝も娘を泣かしてしまった。
娘がビニール袋に入れたブドウを保育園に持って行くという。
おととい、睡眠不足のせいか、朝食をほとんど食べなかったので、切ったオレンジとブドウをビニール袋に入れて、車に持ち込んだ。
それが気に入ったのだろう。
昨日も、「ふくろいれてー」と言った。
残したオレンジとブドウをビニール袋に入れて、車に持ち込んだ。
昨日もおとといも、車内でそれを食べることはなかった。
保育園にそれを持ち込むわけにもいかず、残ったままだった。
今日も、残ったオレンジとブドウをビニール袋に入れた。
娘に袋を渡す。
すると娘が「おとさんもってー」と言う。
甘えているようだ。
クツも、「おとさんやってー」と言う。
最近、娘を甘やかすのは良くないな、という思いがあり、できれば自分でさせたいと思っている。
しかし、スパルタでやっても消耗戦になるので、クツの場合は、片足だけ履かせてやり、もう片足は「自分で履いてごらん」と言ってみたりしている。
最近。
横峯さくらの親族と名乗る男がテレビに出ており、教育論を語っていたのだが、ほとんどの内容は「誰にでも通用する内容じゃねえな」と思った。
しかし、「子育てとは自立させること」という言葉にはなるほどと思った。
だから少しでも娘にさせないとなーと思った次第。
そして、ビニール袋を私に持たせようとする。
「娘が持って」と私は返した。
娘は首を横に振る。
おとさんもって」
「イヤだ」
押し問答。
「娘持つ?置いてく?」
押し黙る娘。
何度か繰り返す。
「持って」
首を横に振る娘。
「じゃあ置いてくよ」
玄関のドアの前にうつぶせになり、グズり出した。
時間がない。
娘を抱える。
そこで娘は号泣した。
「ぶどーーー!!!」
「ぶどーーー!!!」
かまわず歩く。
暴れる娘。
落としそうになる。
周りに響く。
イライラして「うるさい!」と怒鳴る。
さらに号泣、絶叫の娘。
車のチャイルドシートに乗せようとするが、暴れて、ベルトが止められない。
思い切り娘の身体を抑えつける。
さらに暴れ、絶叫する娘。
誘拐犯に間違われかねない。
ようやくベルトを留める。
車を走らせた。
しばらく「ぶどー」と泣いていたが、しばらくすると大人しくなった。
ミラー越しに娘を見ると、泣き腫らした目で、遠くを見ている。
ビニール袋ぐらい、持ってやれば良かったか。
妻がいなくて寂しいだろうに。
ビニール袋を持つぐらい、教育に悪影響もないだろう。
ただ単に、娘が号泣したので、苛立っただけなのだ。
苛立ったから、力ずくで従わせただけ。
妻ならいい感じにすませるだろうに。
単に気が短いだけなのか。
でもどこで譲ってどこで譲らないという境界線を引けばいいのか。
朝だから会社の始業時間がある。
それがイライラを加速させる。
D・カーネギーの『人を動かす』だったか別の本だったかで、「父は忘れる」というエッセイが紹介されており、内容は、娘に厳しくしていたけど、寝る前に娘におやすみのキスをほっぺにされて、それがうれしくて、今まで厳しくしててごめんね、これからは優しくするからね、みたいな内容だ。
バカかこの親父。
絶対翌々日ぐらいからまた厳しくしかるわ。
私だって厳しくしたくない。
娘に泣かれたくない。
嫌われたくない。
「娘のしつけ」という大義名分と、私の気の短さ、器の狭さが、入り混じって、娘を怒って、しかってしまう。
そして罪悪感に苛まれるのだ。
保育園に着くと、娘は大人しく私に抱っこされ、保育園の準備のときも静かに立っていた。
それから「バイバイ」と言うと、娘も手を振って、友達のところに歩いて行った。