『宝島』(真藤順丈)完読
沖縄が舞台で、直木賞を受賞したという事で買った。買って1ページで、違和感のある沖縄方言、沖縄訛りに「これ読み続けられるだろうか。」と不安になったが(特に『ゴーヤ』という記載は。)、最終的に541ページを完読する事ができた。
面白かった。
しかし沖縄は酷いところだと、読んでて思った。アメリカや本土に蹂躙されまくり。時代は1952年からスタートしているから、私は生まれていないのだけど、1978年に生まれた私の実感には、この小説の様な酷さはない。しかしこの小説は、史実を題材にしたフィクションのようなので、私が目の当たりにしなかっただけなのだろう、沖縄の酷さを。(今だって基地はあるし、米軍による犯罪は起きているじゃないか、という話はやめておきましょう。)
あれのようなものか。ニューヨークの刑事ドラマとかあるじゃないですか。「ニューヨーク酷過ぎだろ。犯罪多発し過ぎ。」と思っちゃうわけですよ。警察内部にも悪い奴がいたりして。でも平穏に暮らしている人もいるはずでしょう、ニューヨークにも。
紙の本VS電子書籍
私はライフハック大好きおじさんなので、「紙の本より電子書籍でしょ。」という意見に「うんうん。」とうなずいていた。紙の本を買う時は、電子書籍が売っていない時だけである。
しかし最近、直木賞を受賞した『宝島』という本を本屋さんで勢いで買ってしまった。(勢いとしか言いようがない。あるいはタイミング。)
ハードカバーのこの本は厚く、縦に立つ。新書ならともかく、電子書籍派にとっては忌み嫌うべき存在だ。しかし買ってしまったので、とりあえず読む。
中身が面白いということが前提にあるのだが、厚い紙の本を読むという事も悪くない。久しぶりの行為だ。悪くないというより、良い。「本を読んでる!」という気分が湧いてくる。
しかし、このメリットのためだけに、「かさばる。」というデメリットを許容するのはつらい。
沖縄県糸満市で遊ぶ
美らイチゴでいちご狩り。
私は苺に興味はないが、長女(6)がフルーツ好きである。長女は食べ放題コースで苺をモリモリ食べる。
優美堂でサーターアンダギー。
沖縄土産のことなら優美堂。ひめゆりの塔向かいの老舗土産店です|優美堂
買ったその場で、揚げたてを食べて欲しい。
平和祈念公園で子供達を遊ばせる。
子供を遊ばせるには良い。
ゴーヤーをゴーヤと書くのが許せない
普段小説を読まないのだが、機会があれば読みたいと思っている。
直木賞と山田風太郎賞の2冠を受賞した『宝島』という小説が、沖縄を舞台にしているというので買ってみた。賞を獲るぐらいだから面白いに違いない。
読み始めて1ページ。
『美(ちゅ)らになびく黒い髪。』
・・・?
ちゅらになびく・・・?
ちゅらさん・・・?
「魚(イユ)のように」「ウチナー面(ヂラ)が」「親友(イイドゥシ)のグスク」「弟(ウットゥ)のレイ」「口笛(フィーフィー)のような」
やけにフリガナのところに方言を記載している。必要か?
沖縄訛りのセリフも違和感がある。
何でかなあ、方言使わなくてもいいと思うんだけど。その意見を妻に言う。妻は沖縄県外の出身だ。
「『リング』で、方言言うとこあるじゃん。」「あー、『ウヌハダーゼンヨゴラヲアゲル。』だったかな。(うろ覚え。)」「あれめっちゃ怖いじゃん!あんな感じ!」
どんな感じだよ。
沖縄県民以外は異国情緒を感じられるということなのかなあ。
でも、沖縄県民として、この違和感を感じながら完読できるのだろうか・・・不安だ。
20ページ。
「左手でゴーヤと島豆腐を炒めながら」
うおーーー!!!
やめろ!!!
ゴーヤーをゴーヤと書くのはやめろ!!!
違和感のある方言を使うのは許す!!!
しかし!!!
ゴーヤーをゴーヤと書くのは許さん!!!
ネットで調べたら八重山は「ゴーヤ」らしい。しかし、この小説の舞台は本島だ。たったら「ゴーヤー」だ!!!
ゴーーーヤーーー!!!
ゴーーーーーヤーーーーー!!!
何でゴーヤーって書くんだよ!!!
小説や映画を時間の無駄だと言う人
ツイッターなどで時々、「小説を読むなんて時間の無駄だ。」「映画を見るなんて時間の無駄だ。」と説教をされた、という人がいる。そしてそのツイートが拡散され、その上司が叩かれたりする。上司には伝わってないだろうけど。
他人の趣味に口出しするなんて論外だが、小説や映画の無駄な感じというのは、分からなくもない。私は少しも、小説や映画好きな人と、小説や映画が有益か無駄か無駄かについて議論するつもりはない。
私も時々映画を見るし、たまに小説を読む。しかし、結構、「時間を無駄にしたな。」という思いが浮かぶ事がある。
一方妻は、「小説や映画は時間の無駄だ。」と言う人に対しては、「全然意味分からない。」と言う。「全く分かり合えない。」と言う。全く分かり合えない意見が分かる私と結婚したのだから、分からないものである。
妻の話を聞くと、小説を読むと、その中に入っていけるのだそうだ。まるで映画を見ているかのように。子供の頃は、小説を読む以上に楽しいエンターテイメントはないと思っていたらしい。やばい子供だ。
そういう話を聞くと、小説や映画が、人にとって有益が無駄かというより、楽しめる人と楽しめない人がいるというだけなんだな、と思ってしまう。
【イベント】沖縄で超絶オススメのイベント
http://asylum-okinawa.info/marche2019/
サンライズマーケットとサクラザカマルシェ。どちらも県内の飲食店の屋台がたくさん出ているところが私は好きです。飲食店だけでなく、雑貨店の屋台もあります。
サンライズマーケットは毎月1回1日間開催ですが、サクラザカマルシェは毎年1回2日間開催です。サクラザカマルシェは2月に開催され、サンライズマーケットと同じ日になる日曜日があります。2019年は2月10日日曜日でした。場所が近いので歩いて行けて、この日はお得です。これだけのために沖縄旅行に来てもいいぐらいです。
また、国際通りが徒歩圏内なのですが、日曜日の午後は歩行者天国になっていて、キッズスペースもできるので、小さなお子さんも遊ばせられます。
余談ですが、あれで有名になった元?女優を見かけまして、あれと親和性が高いんだなあと思いました。(どれ。)
節分
今日は節分だった。いつもは豆と一緒についている鬼のお面をかぶって豆まきをするのだが、今年はちょっとアレンジしようと思って、全身鬼の仮装をした。約5,000円のコスチューム。高。
物陰で着替えて、いったんアパートの廊下に出る。そしてインターホンを押す。しかしドアを開けてくれない。何度も押すが、反応がない。焦る。お隣さんに見られたらどうすんだ。いやどうもしないけど。恥ずかしい。
しびれを切らして自分から部屋に押し入る。長女(6)はウケていて、次女(3)はビビっていた。途中次女は泣いた。
後で妻に聞くところによると、インターホンが鳴ったのでモニターをのぞいたが、誰も映っていないので、何かヤバいヤツ来た、と思って無視していたらしい。(モニターに映るのはアパートの玄関で、私が押したのは部屋の入り口のなので当然である。私がインターホンを押したとは思っていなかったようだ。)それから人が入って来たのでマジでビビったらしい。子供達より妻が。昼ご飯食べたら豆まきしよう、ぐらいの話はしていたのだが。
アメリカだったら銃殺されていた。