ゆーきーブログ(仮)

ゆーきーのブログ(仮)

ヨッピーと握手して一緒に写真を撮ってもらった

終業直後の午後5時16分、妻から

「ヨッピーが国際通りで飲み会するんだって。

行ってくれば?」

とLINEが来た。

えっ。

何で?

ヨッピーというのはネットで有名なライターのヨッピーです。

(ちなみにhagexの訃報も妻から知らされるぐらいにはネット民だ。)

いや、私もヨッピーが好きか嫌いかで言ったら好きですよ?

本も買いましたしね。

講演会とかあったら行きたい。

でも、ヨッピー個人が飲み会開くからって行くほどではない。

(ツイッターでフォローしてない。)

それから家に帰ると、妻が「どうするー?」と言う。

「何が?」

「ヨッピーの飲み会行きたいー?」

「えっ、いや、別に・・・。」

「行きたくないのー?」

「妻さんが行きたいなら行くよ。」

「じゃあ行かなーい。」

「はい。」

「えー?そこは『えー、行こうよー!』じゃないのー?」

うわっ、何だよ、めんどくせえ。

結局行きたいのか行きたくないのかどっちなんだよ。

妻が言う。

「ホントは飲み会参加したいんだけどねー。子どもたちもいるしねー。」

「オレが子どもたち見るから行ってくれば?」

「嫌だ。」

何なんだ。

「若い頃はさー、どうしようかなーとか思ってもさー、好奇心の方が勝つでしょ?歳取るとめんどくささの方が勝っちゃうよね。」

・・・。

あれだな、この一連の流れは、行きたいけど、自分から「行こう!」とは言いたくない。

オレに「行こう!」と言って欲しいんだな。

女子か。

それから話が終わり、家族で外食チェーンに行った。

すると少し元気が出た。

お腹が空いていたのだ、私は。

このままだと、2〜3日、妻は「ヨッピーに会いに行けばよかったかなあ。」とグズグズ言うかもしれない。

私はどうか?

何か刺激があるかもしれない。

行っても損することはないだろう。

見るだけなら。

私は言った。

「ヨッピー見に行くか!」

それから家族4人で、握手してもらいに行くことにした。

ヨッピーが飲んでいるという居酒屋に着く。

妻が入り口でトロトロしてる。

私は言う。

「先行ってよ。」

妻は先に進んだが、中に入ってもトロトロしている。

しびれを切らして私が口火を切った。

ツイッター見てきましたー。

握手してもらいに。」

ヨッピーはどう対応していいか戸惑っているようだった。

あれだ、よく、街中で見かけた有名人に、子どもをけしかける親。

それが今の私たち?

ヨッピーは「誰と握手すればいいの?」と言った。

私は「全員。」と言ったが、子ども2人は明らかに握手したくなさそうだった。

そりゃそうだ。

子どもからしたら「誰だよ。」だ。

握手してもらって、妻がメッセージの一つや二つあるかと思ったら何もないので、そそくさと退散する。

いつもは「おばさんっていいわー。」「おばさんって楽だわー。」などとおばさんという立場を甘受しているのに、今は何だ。

そらから外に出て、私は「あ、写真撮るの忘れた。」と言ったら、妻が「えーっ!何で早く言わないの?!」と言った。

いやいや、オレのせいじゃないでしょ。

ヨッピーを前にして何のラポールも築けなかったじゃん。

「撮りに行こうよー!」

「えーっ!今さら!」

「行こう!」

「・・・。」

謎のミーハー。

そういや以前、居酒屋で夫婦でメシを食っていたら、少し離れた場所に川満シェンシェイがいた。

帰りに「川満シェンシェイがいたね。」と妻に言ったら「えーっ!何で早く言ってくれないの?!サインもらいたかったのに!」と言った。

いやいや、お前はいつからファンだったんだよ、川満シェンシェイの。

聞いたことないが。

 

それから、行くならお前が先頭歩けと言い、妻を前に進ませた。

それからまた居酒屋に入り、会場に少し笑いが起き、ヨッピーを困惑させてから、一緒に写真を撮ってもらった。

結局妻は満足したようだった。