ゆーきーブログ(仮)

ゆーきーのブログ(仮)

銀行で声をかけられた

仕事で銀行に行くと、「担当はゆーきーさんお一人なんですか?」と声をかけられた。

 

仕事と言っても窓口で書類を渡すだけである。この仕事をしていて、書類以外のことを聞かれたのはこれが初めてである。いや、初めてではないかもしれない。「お疲れのようですね。」と言われたこともある。この人だっただろうか?覚えていない。私は人の顔を見ないのだ。窓口の人は何人もいるし。

 

仕事でこの銀行に来るようになって3年。3年で2言。なぜ。なぜ声をかけた。私のことが好きなのか。あるいは保険に勧誘したいのか。

 

私の後輩が、女性であるが、仕事で郵便局に行くと、よく保険を勧められると言う。私も仕事で郵便局に行くが、一度も勧誘されたことはない。良いことだ。うっとおしい。

 

「担当はゆーきーさんお一人なんですか?」と聞かれ、「そうです。でも4月で担当が替わると思います。」と答えた。これが2週間前の話。

 

今日も仕事で銀行に行った。同じ人が窓口におり、「今日で最後ですね。お疲れ様です。」と言った。そうだっけ。そうかもしれない。最後だぞ、保険勧めなくていいのか。買わないけど。それともただ単に人と話すのが好きなのか。だったら申し訳ない。いつも人の顔を見ていなくて。下を向いていて。

 

独身の頃は、「モテないのはコミュ力が足りないからだ。」思い、できるだけ他人に一歩踏み出す努力をしていたのだけれど、結婚して子どもができてからは、「もういいや、めんどくさい。」とコソコソ生きて行くようになった。

 

ちょっと待てよ、仕事で銀行に行くのは最低でももう1回ある。

カスタードを作った

ネットで「簡単にカスタードが作れる。」という記事を見かけて、作ってみようと思った。私はカスタードが好きである。

 

シュークリームで、カスタードクリームとホイップクリームの両方が入っているものがあるが、あれは許せない。どういうつもりなのか。なぜ両方入れる。カスタードクリームだけでいいだろう。ホイップクリーム好きな人がいるなら、ホイップクリームだけ入れたシュークリームを作れば良い。混ぜるな。両方食べたい人には、両方売ればいいだろう。自分で混ぜて食え。混ぜたのを売るな。塩コショウとは訳が違う。


さて、カスタードを作るのは簡単だった。卵、牛乳、小麦粉、砂糖だけでできる。というか、卵、牛乳、小麦粉、砂糖があれば何だって作れそうだ。卵は卵焼き、小麦粉はお好み焼き、砂糖は綿菓子、牛乳はホットミルクが作れる。世の中は卵、牛乳、小麦粉、砂糖でできている。つまり、世界≒カスタードである。


また、卵、牛乳はタンパク質だし、小麦粉は炭水化物だし、砂糖は糖分である。人間は卵、牛乳、小麦粉、砂糖でできている。つまり、人間≒カスタードである。


レシピに3人分と書いてあったが、数分で平らげてしまった。カスタードのシュークリームを3人分食べるのは後ろめたいが、卵、牛乳、小麦粉、砂糖で作ったものを3人分食べるのは、良いことのような気がする。

食洗機を買い換えたい

洗濯機と食洗機を動かすとブレーカーが落ちるようになり、原因は洗濯機だと思っていた。終了予定時刻を2時間もオーバーするし。社畜か。

 

「買い替えようか。」と妻と話していた矢先、食洗機の電源を入れただけでブレーカーが落ちるようになった。お前か。犯人は。自首したのか。洗濯機が連行される前に。

 

しかし食洗機は保証期間が過ぎており、「買い替えようか。」と妻と話す。ヤマダ電機に見にいくことにした。

 

しかし食洗機、今はパナソニックしかし作っていないらしく、機種もない。なぜ?どうして?市場が小さいの?みんな食洗機買わないの?なぜ?手洗いしてるの?ビルトインなの?お手伝いさんがいるの?紙皿で暮らしてるの?

 

パナソニックの最新機種を見ても、今ウチにある東芝製より少し小さい。今のでさえ「もうちょっとデカければな。」と思うのに。

 

買い換えるのを躊躇し、修理依頼をする。修理して、また故障したら買い換えよう。その頃に良い食洗機が出ていれば良いのだけれど、望み薄だ。

ビジネスホテルのレストラン

車で少し行ったところにビジネスホテルのようなものがあり、そこにレストランがある。花金なので、そこに行ってみようということになった。


客は7〜8名の団体客1組のみ。座敷は空いている。良かった。これで子どもたちがウロウロしても平気だ。

 

メニューはたくさんあった。御膳からカツ丼からステーキもある。そして何と、居酒屋メニューもあるではないか。これにはテンションが上がった。上がりませんか?居酒屋メニュー。私はお酒は飲めないのだけれど。好きです、居酒屋メニュー。

 

妻は中味汁定食を頼み、子ども2人はかけそばを頼んだ。一杯のかけそば。私は唐揚げとジャーマンピザと高菜チャーハンを頼んだ。若い女性店員が「100円でドリンクバーとサラダバーがつきますが。」と言う。「子どもは?」と妻が聞く。「100円になります。」「1歳でも?」「はい。」私は、「いいじゃん、100円でドリンクバーもサラダバーもつくんだったら、何も言わなくても。」と思いながら黙っている。結局4人分のドリンクバーとサラダバーを頼んだ。

 

妻が中味汁定食を完食し、子どもたちがかけそばを完食した頃に唐揚げが出てくる。遅い。お腹空いた。何で客いないのに遅いのか。唐揚げは少なかったけれど、まだ高菜チャーハンとジャーマンピザがある。

 

唐揚げを完食して少したって、ジャーマンピザが来た。2切れぐらい食べて、「もういいかな。」と思った。しかし、3品も頼んでおいて、「もういい。」とは言えない。100円のドリンクバーとサラダバーでも気にする妻の手前、食べられないとは言えない。高菜チャーハンも来た。・・・美味しくない。ベチャベチャしている。これを食べろというのか?お腹いっぱいなのに?

 

「チャーハンベチャベチャ・・・。」とつぶやく。妻が「私はサラダバーを一目見ただけで、この店のレベルを見切ったよ!」と得意気だ。サラダバーには、業務用スーパーで買ったようなものしかなく、ここでは大して調理をしていないだろう、ということだった。「サラダなんて調理いらなくね?」と思ったけど、私は料理も買い物もしないのでよく分からない。まあ、高菜チャーハンがベチャベチャなのは確かだ。

 

ジャーマンピザもキツい。ジャーマンの部分だと思うのだけど、ポテトがこんもり載っている。載せすぎ。薄いピザだったらもっとサクサク行けたのに。ミックスピザを頼まなかった私が悪い。しかしこれくらいの量なら、多少マズくても、いつも飲み会で食っているはずなのに。苦しい。歳か。いや、あれだな、飲み会ではダラダラ食うからな。子どもたちは走り回っている。妻は待っている。私が食べ終わるのを。そしてこの店に不満気だし。黙々と高菜チャーハンとジャーマンピザを口に運ぶ。ピザを2切れ残し、ごちそうさまをする。なぜ私はこんな苦しい思いをしているのか。


レジに立ったのは、さっき注文を取ったのとは別の、中年の女性だった。
「子どもの分引いておきましょうね。」と言い、ドリンクバーとサラダバー代200円引いてくれた。

赤カビを認知する

妻と一緒に住み始めでも間もない頃、風呂掃除をしていたら、妻が言った。
「ここもちゃんと掃除して?」
私はキレイだと思っていたが、赤カビが生えているという。
そう言われれば、赤い気もする。
これはカビなのか。"誤差"だと思っていた。
白いTシャツだって、洗濯しても真っ白にならない。驚きの白さになるという洗剤を使っても、驚きの白さにならない。そんなものだと思っていた。
そのときである、私は赤カビを認知するようになったのは。

 

また、妻は食べ物にうるさい。
「美味しい。」「マズい。」とよく言う。
例えば米。お中元にもらった安い米を食べて、「この米すごいマズい。」と言う。
私は何とも思っていなかった。
「マズくない?」と聞かれたら、マズいような気もする。
これも"誤差"だと思っていた。米なんて、美味いときもあれば、マズいときもあるのではないか。

 

それから、私は赤カビにカビキラーをするようになり、米の味に敏感になった。
一度認知してしまったものは、元に戻すことはできない。
これは良いことか悪いことか。
汚い風呂場が増え、マズい米が増えた気がする。
赤カビは認知する以前からあり、安い米も認知する前からあったのだけれど。

ホワイトデーの憂鬱

今日は3月11日土曜日。
ホワイトデーは火曜日。
昨日まで、職場の男性陣と、ホワイトデーのお返しについて話し合っていない。
なぜ誰も言い出さないのか。
忘れているのか。
忘れた振りをしているのか。
私は、思い出したり忘れたりしていた。

 

月曜日に、相談すべきか。
そうなると、言い出した私がお金を集め、買いに行くハメになりそうだ。
何で私がそんなことをしなければならないのだ。
39だぞ。
下っ端みたいじゃないか。
私より年下はいないのか。

 

いた、係長だ。
係長は私より年下だが、私の上司である。
私が言い出したら、係長は何と言うだろうか。
「じゃあ僕買って来ますよ。」
と言ってくれるだろうか。
「そうでしたね!忘れてました!」
で終わったらどうしよう。
「じゃあ僕買って来ますよ。」と、私が言ってしまわないだろうか。

 

また、派遣社員の男性が3人いるのだけれど、1人は年配で、2人は年齢が分からない上に、派遣社員というのもあり、気安く頼めない。

 

そして隣の課。
隣の課は男性社員のみである。
バレンタインデーはもらったのだろうか?
去年は女性社員が1人おり、ウチの課の女性社員と協力してあげていた。
隣の課は私より年下の社員がいるが、もらっていたら、彼に頼めばいいだろうか?
嫌な顔をしないだろうか?
月曜日に話をして、月曜日に買って来るというのは。

 

いっそのこと、忘れていたということにしてしまおうか。
いやいや、義理チョコのお返しをしないというのは、社会人失格ではないか。

 

私個人で日曜日に買い、私個人からのお返しということにしてしまおうか。
その方が楽だ。
それはそれで、係長だけでなく、課長、部長からも「何で声かけてくれなかったんだ。」と思われそうだ。
はーめんどくさ。

ジブリ映画を知らない沖縄県民の夫

妻が「面白いよ。」と言って『ふしぎの国のバード』という漫画を貸してくれた。
『ふしぎの国のバード』は、イギリス人の女性冒険家が、明治時代の日本を冒険する話である。

つまり、諸国漫遊記である。(違う。)
主人公のバードは、若い女性として描かれているけれど、実在したバードは、46才のときに日本を訪れたらしい。
おばさんじゃん。


私は妻に言った。「漫画も、デカいおばさんで良かったのに。」
「ドーラみたいな?」
「ドーラ?」
妻は苦い顔をして、「『ラピュタ』のよ。」
「知らないし。」
私は『ラピュタ』を観たことがない。
これには少し説明が必要だ。


ツイッターをやっていて気づいたことなのだが、沖縄県外では、ジブリ映画がしょっちゅう流れているようである。沖縄県外全てではないだろうが。これは、日本テレビ系列のテレビ局があるかないかの違いだ。
沖縄には、日本テレビ系列のテレビ局がない。日本テレビの番組が流れることがあるが、フジテレビ系列のテレビ局に、少し挟み込まれるぐらいであり、ジブリ映画が流れないことはないが、すごくまれだ。


ドラマ『TRICK』の「なんどめだナウシカ」という習字のギャグは、沖縄県民には分からない。
石出奈々子のネタも、沖縄県民には分からない。


ではDVDでも借りて観れば良いのか。
そういうことではない。
テレビから何度もジブリ映画が流れる文化と、お金を払わないとジブリ映画が観られない文化。
そこで育つ人間が異なることは、容易に想像できる。
意思疎通が困難になることもあるだろう。
山崎まさよしは『セロリ』で「育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイ」と言っているが、(なぜカタカナ?)これは好き嫌いの話ではない。
コンテキストの話である。
見ろ!人がゴミのようだ!」と言ったときに、「うわ、こいつ最低。」と思うか、「ギャグなんだな。」と思うか。
こんな2人が、上手くやっていけるのだろうか?