妻と『たけしの挑戦状』
ワイドナショーで、出演者がたけしの離婚と『たけしの挑戦状』を絡めて語っていた。
それを見ていて妻が「私、『たけしの挑戦状』クリアしたんだけどさ、」と言ったのでとても驚いた。
私は『たけしの挑戦状』をやったことがないのだが、攻略情報を知らずにはクリアできないということは知っていた。当時、ゲーム会社に「ゲームが進められない。」という問い合わせが殺到し、会社は「担当者は死にました。」と答えたとかいう都市伝説もあったり。
私が「すごいじゃん!」と言うと、
「いやいや、あのゲーム、パスワード適当に打ち込んだら、途中からスタートするわけ。それでクリアできた。」
途中からスタートすることはインチキかもしれないが、どうせ普通にゲームしたのでは進めないのだから、クリアまでたどり着いたこと自体が凄い。
適当にパスワードを打ち込んだら途中からスタートできる、というワザを、妻が自分で発見したのだとしたら、それこそ凄いことだ。
「うーん、子供の頃、攻略本買うようなお金なかったからなあ。」
ネットなども発達していない(生まれていない?)時代である。
芥川賞いちぶ読む
『芥川賞ぜんぶ読む』という本を読んで、芥川賞作品を読んでみた。今まで読んだことはなかった。沖縄県出身の作家、目取真俊の『水滴』は、受賞当時に読んだような気もするが、忘れた。
『芥川賞ぜんぶ読む』は、妻が、「菊池良が、こんな本出してるよ!」と言って教えてくれたのだ。
「きくちりょう・・・?」
「ほら、イケハヤの服燃やした。」
妻は、ライターの菊池良氏推しのようだ。
『芥川賞ぜんぶ読む』を、中身を見ずにAmazonで買った。『芥川賞ぜんぶ読む』は、芥川賞受賞全作品のレビューだった。1/3ぐらいで飽きてしまい、作品そのものを読んでみようと思った。
最近のだけでも読んでみるか、と思って受賞作一覧を調べたのだが、ピース又吉と悪魔メイクでカラオケをしていた羽田圭介が2015年、4年前、「もらっといてやる」発言の田中慎弥が2011年、8年前である。最近だと思っていたのに!41歳の最近は長い。
ニムロッド
1R1分34秒
おらおらでひとりいぐも
今のところ、『おらおらでひとりいぐも』の途中である。Kindleの読み上げ機能を使って通勤中に聴いているので読書(聴書?)は捗るのだが、お金がかかってしょうがない。1往復2時間程度で聴き終えてしまう。1冊1,200円ぐらい。高い。ちょっと前の芥川賞受賞作なんて、古本なら安くなってるだろうし、図書館ならタダなのだろうが、そうなると「いつ読むの?」という問題にぶつかる。
芥川賞受賞作、結果好きかもしれない。面白いかと聞かれたら「うーん・・・?」となるのだが、王道のストーリー展開にならないところが良い。いろいろ許されている。例えば、ピカソとかゴッホとか、素人が見れば下手な絵を、玄人または玄人ぶった人が「素晴らしい!」と言うような。
上記5作品の中では、『百年泥』が面白かった。
文芸誌を買ってみた
小説を何冊か読んだ流れで、文芸誌を買ってみた。生まれて初めて。文學界、群像、すばる、新潮。
Amazonで買ったのだけど、買うときは何となく、新しい経験のつもりだった。しかし届いてみて思ったのは、「こんなに読めるか。」である。
こんな雑誌こそ、電子書籍で出すべきではなかろうか。(出てなかった。)こんなかさばるもの、持ち運びが大変だ。家に置いておいて、チマチマ読むのか?そんな時間はない。マンガ雑誌なら数十分で読めるだろうが、文芸誌は1冊何時間かかるのだろうか。読むのが速い人ならいざ知らず。
私が何冊か小説を読んだのは、以下の方法だ。Kindleを、iPhoneの読み上げ機能で、車を運転しながら聴いた。読んだのではなく、聴いた。そんなことでもしないと小説は読めない。小説以外にもツイッターもはてブもチェックしなきゃならないし。
文芸誌なんて出版社も売る気はないのかもしれないな。単行本が売れればいいのだろう。
聖母マリアと長女のシャワー
聖母マリアがキリストを抱き抱える彫刻、ミケランジェロが製作し、『サン・ピエトロのピエタ』というらしい。今まで誰が製作したのか、何という名前なのか知らなかったが、画像で見たことはある。その、『サン・ピエトロのピエタ』を想起したので書く。
6歳になる長女が帰ってくるのなり眠そうにしているので、シャワーを浴びせることにした。少し前に一人でシャワーを浴びられるようになったのだが、まだ一緒に入りたがることも多い。
長女も次女も私とシャワーを浴びたくはないのだが、私は妻に気を使って長女と次女にシャワーを浴びせる。
長女の体を洗い、それから長女の体を私の太ももに乗せ、長女の髪を洗っていると、長女の左腕がだらりと床に垂れている。口が少し開いている。まぶたも少し開いており、黒目が見える。怖い。
私が聖母マリアで長女がキリストだ。
腰に緊張が走る。長女の体重のベクトルが私の腰に向かっていた。少しバランスを崩せば腰を痛めてしまう。6歳の長女は何センチだろうか。(服は120だ。)体重は何キロだろうか。6歳の平均ぐらいだろうが、41歳にはなかなかの負担だ。聖母マリアの腰は大丈夫だっただろうか。
ダイエット方法(食事)のプロセス
ダイエットしようと思って、朝食及び昼食抜きをしたことがあった。(夕食は自分で作った鍋をモリモリ食べた。)痩せた。でもストレスが溜まった。
次に朝食抜き、昼食はゆで卵4個、というスタイルにした。何だかバカっぽいのでやめた。
昨日から、朝食抜き、昼食はシリコンスチーマーで蒸した野菜と肉にした。(夕食は妻が作ってくれた料理で、足りなければ自分で肉を追加して食べる。)これはいいかもしれない。
ダイエットの懸念材料は、週末のドカ食いである。先週は週末で1.8キロ増えた。
日記、長女がグズグズする
妻が長女(6)に「早く音読しなさい。」(国語の教科書の音読の宿題があるのだ。)「明日の準備しなさい。」と言うのだが、グズグズしてやらない。
「ママシャワー浴びたら寝るからね!」とキツめに言うと、長女は泣き出してしまった。ビービー泣くので、「泣いてないでやれ!」と怒鳴りたかったが、妻も怒っているし、両親共怒るのは酷かろうと思って我慢した。
(その時私は何をしていたかと言うと、食器の片付けと洗濯物たたみである。これは、「お前が何とかしろ。」と思われないための予防線である。)
妻が「泣いてないでやりなさい!」とヒートアップするが、泣き止まないし、動かない。ついには床に突っ伏して寝てしまった。
こういうところがある。長女は。グズグズする。→注意される。→泣く。→寝る。泣かなくても、午後6時頃に寝てしまうことがあり、あまりの睡眠力に、「大丈夫か?」と思うことがある。
妻は午後9時に、寝室に入ってしまった。長女は床に突っ伏して寝ている。長女はこのまま朝までここで寝てしまうのだろうか?音読もしていない、明日の準備もしていない、シャワーも浴びていない、トイレも行っていない。
さすがにこのまま放置は酷いよな、と思っていたら長女が起きて、「パパ、音読カードにサインして。」と赤い目と小さな声で言った。私は「聞いてないけど、音読。」と言った。
「読んだよ。」「パパは聞いてないからできないよ、サイン。」と言うと、長女はトボトボと去って行った。私は長女のところへ行き、ぶっきらぼうに、「聞くから読みなさい。」と言った。長女は小さな声で国語の教科書を32ページから37ページまで(先生から指定された範囲だ。)読んだ。
音読カードには、今日の欄に、妻が斜線を引いていたが、シャーペンだったので、消しゴムで消してサインをした。
それから長女はランドセルに明日の準備をし、トイレに行き、一人でシャワーを浴びた。(最近一人でシャワーを浴びられるようになったのだ。)
寝室の妻からLINEが来て、「私がいない方がちゃんとやるのかなあ。」みたいなことが書かれてあった。私は「眠いだけでしょ。」と返した。
週に2〜3回は午後6時に寝てしまう長女である。音読したり明日の準備をしたりするエネルギーがもうないのではないか。(結局やったけど。)
それからドライヤーで髪を乾かした長女は寝室の妻のところへ行き「ママごめんね。」と言った。
妻は日々愛情深いので、子供達を叱ってもすぐ仲直りするが、私は日頃冷たいので、子供達を叱ると距離が開くばかりだ。(おいおい。)