怒鳴ることは快感
怒鳴ることは気持ちのいい行為である。
スカッとする。
例えば、溜めに溜めたクシャミをするような。
私は、怒られることも怒ることも恐れて生きてきた。
仕事で、怒鳴りつけてきた客を何年たっても恨んでいるし、頭がおかしいと思っていた。
しかし、怒鳴る行為は快感だったのだ。
それは、我慢に我慢を重ねて、耐えきれなくなり、子どもを怒鳴りつけたときに気づいた。
しかし、子どもを怒鳴りつけても何も解決しないのである。
大人を怒鳴りつけても何も解決しないと思う。
そして、冷静になってみると、心が痛む。
だからやっぱり、怒鳴りつけてくるヤツは頭がおかしい。
職場で私が怒鳴る立場になってしまった。
あんなに憎んでいた怒鳴る人間に。
皮肉。
本当は怒鳴りたくなんてない。
気が狂いそうである。