『ある晴れた金曜日の朝』を聴く
チャゲアスの曲に『ある晴れた金曜日の朝』というものがありまして。
久しぶりに聴いたんですけど。
最近AirPodsを買ったので。
この曲は、覚えていなかったんですけど、95年の曲のようです。
私が高校生の頃ですね。
私はこの曲を聴いて、泣いてしまったことは覚えています。
この曲の歌詞は、主人公が、ビルの窓掃除をしていたら、ロープが切れて、神様と契約の期限切れとなってしまった(=死)。こんな人生になることが分かっていたなら、ビートルズに生まれりゃ良かった、というもの。
いろいろ、これだけでもツッコミどころはあるんですが、それがASKAの詞の良さで。
で、何で泣いてしまったかというと、「もうちょいと、派手な人生欲しかった。」「もうちょいと、違う人生欲しかった。」という歌詞ですね。
高校時代の私に刺さったんでしょうね。
あまりに鬱屈していたのでしょう。
アラフォーになった今聴くと、「もうちょいと、違う人生欲しかった。」とは思わないですね。23年経った今では。結婚したことにも、子どもが生まれたことにも満足していますし。
ただ、私は、平穏に生きるにはナイーブだな、とは思います。
歌詞に戻りまして、「今度の希望欄は、ビートルズだな。」というのがありますが、もし私が今、ロープが切れたとしたら、希望欄は、しばらく休みたい、でしょうか。天国でゴロゴロしたい。地獄に行く可能性もあるが。
あとですね、中学高校と、私はチャゲアスのファンでして、この歌詞では「ビートルズに生まれりゃ良かった。」とあるんですが、私はASKAになりたかったんですね。中学高校と。
しかしですよ、95年から約20年経って、ASKAは逮捕されてしまうわけですよ。
だから全然ASKAになりたくない。
逮捕されたからというより、やっぱ大変なんだな、と。派手な人生の人は。SMAPも、小室哲哉も、槇原敬之も、ドリカムのメンバーも、SPEEDも。
おそらく、ビートルズの人生も、大変だったと思うんですよ。知らないけど。
ASKAはこの詞を書くとき、その辺はどう思ったのだろう?
あ、でも、『僕はビートルズ』という漫画がありまして、私は最初ら辺しか読んでないのですが、タイムスリップして、ビートルズの曲をパクって成功する、みたいなストーリーなのですが、やっぱり、「ビートルズになりたい。」という人は少なくないのでしょうね。